2024年8月20日 / 最終更新日時 : 2024年8月20日 長安孝浩 オススメの本 芥川賞『サンショウウオの四十九日』『バリ山行』 文藝春秋も高くなりましたね。 これはサイエンス・フィクションと呼ばれるものではないのでしょうか。 ファンタジーのようにも感じられます。 しかし、作者が医師という先入観から、リアリティを感じてしまいます。 山についての […]
2024年4月6日 / 最終更新日時 : 2024年4月6日 長安孝浩 オススメの本 直木賞『八月の御所グラウンド』 読みやすい、とにかく読みやすい。 冬と夏、京都の色が濃く描かれています。 同世代の作者ですが、青春時代の感性を持ち続けていてすごいと思います。 私はその頃のことを考えると息苦しく、あえて近づかないようにしてしまいます。
2024年3月22日 / 最終更新日時 : 2024年3月22日 長安孝浩 オススメの本 芥川賞『東京都同情塔』 生成AIを利用したと話題の芥川賞受賞作を読みました。 多くの人が感じているであろう、最近の「言葉」に対する不安。 あるべき「美」の象徴として、実際には存在しない建築、アンビルド。 三島由紀夫の『金閣寺』を参考としたとのこ […]
2024年1月1日 / 最終更新日時 : 2024年3月22日 長安孝浩 オススメの本 直木賞『塞王の楯』 戦国時代の城の石垣職人にスポットを当てた、少しファンタジーな要素も感じさせるお話。 本筋からは外れますが、現在も全国各地にある風光明媚な棚田は、城の石垣造りから派生したものというのが興味深かったです。
2023年7月31日 / 最終更新日時 : 2024年1月2日 長安孝浩 オススメの本 直木賞『木挽町のあだ討ち』 少し前の直木賞受賞作『黒牢城』と同じく、時代物のミステリ。 関係者一人ずつに仇討ちについてインタビューする。 それと同時に、それぞれの関係者にスポットライトが当たるおもしろい仕掛けでした。
2023年7月29日 / 最終更新日時 : 2024年1月2日 長安孝浩 オススメの本 直木賞『しろがねの葉』 『おいしいごはんが食べられますように 』で芥川賞受賞の高瀬隼子さんと同じ立命館大学出身の千早茜さんの作です。 舞台は石見銀山。 女性にしか書けないような表現があったりします。 女性の強さを感じる作品でした。
2023年2月17日 / 最終更新日時 : 2023年2月17日 長安孝浩 オススメの本 芥川賞『この世の喜びよ』『荒地の家族』 文藝春秋で芥川賞受賞の2作品を読みました。 句読点の打ち方に特徴があって、しかも、二人称で書いている変わった小説だと思います。 でも上手に使いこなしているからか、読みやすかったです。 詩集も出していて、中原中也賞も受賞し […]
2022年12月11日 / 最終更新日時 : 2024年1月2日 長安孝浩 オススメの本 直木賞『星落ちて、なお』 天才絵師河鍋暁斎の娘であり弟子である河鍋暁翠が主人公。 ですが、個人的には明治時代の名妓ぽん太と今紀文と言われた鹿島清兵衛に興味を惹かれました。 森鴎外の『百物語』のモデルらしいので、そちらも読んでみようかな。
2022年9月17日 / 最終更新日時 : 2022年9月17日 長安孝浩 オススメの本 芥川賞『おいしいごはんが食べられますように 』 なんと! 私の大学の後輩に当たる方が芥川賞を受賞!! しかも! 文学部!! さらに! 哲学専攻まで同じ!! びっくりしました。 ライプニッツの研究をされていたそうです。 岡山の表町商店街に「もなど喫茶店」というのがありま […]
2022年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年8月30日 長安孝浩 オススメの本 芥川賞『ブラックボックス』 去年の下半期の芥川賞も書いていませんでした。 久々に乗ったバスの中で読みました。 作者は元自衛隊員。 贈呈式のスピーチもインパクトありました。 迫力のある、特に暴力についての描写が印象的です。