芥川賞『この世の喜びよ』『荒地の家族』
文藝春秋で芥川賞受賞の2作品を読みました。
句読点の打ち方に特徴があって、しかも、二人称で書いている変わった小説だと思います。
でも上手に使いこなしているからか、読みやすかったです。
詩集も出していて、中原中也賞も受賞している詩人ならでは、でしょうか。
作者は丸善の店員さん。
受賞者インタビューで「暗くても救いがなくても書く」とおっしゃっています。
震災がテーマで、確かに暗いです。
でも、不思議と救いがないようには感じませんでした。
直木賞は、前回の芥川賞に続いて、立命館出身の方が受賞!
早く読まなければ!